2019.01.26
地震保険の加入率は?地震保険の目的や特徴について
2011年に起きた東日本大震災をはじめ、近年の日本では地震の被害で様々な影響が出ていますよね…。
将来的に、また大きな地震がくる可能性も高く、いつ地震が起きてもいいように予め対策をしておくことが重要となっています。
避難場所の確認や、非常食の確保などはもちろん大事なのですが、それ以上に「地震保険」への加入も考えなければなりませんよね…。
この記事では、現在の日本に地震保険の加入率を詳しくみていくと共に、地震保険に加入すべきかどうかを紹介していきたいと思います。
地震保険に加入をしようか考えている方はもちろん、今後の地震対策のひとつとして是非参考にしてください!
地震保険の加入率を知ってみよう
まず、みなさんに知ってほしいのが「地震保険の加入率」についてです。
日本全体の自身加入率は30.5%(2016年度)となっており、まだまだ低い加入率となります。
日本は、地震大国と呼ばれている割にどうして地震保険の加入率は低いのでしょうか…?
まだ、メジャーではない保険でもあるので、加入の仕方はもちろん、どんな保険なのかを知らない方も多いのが現実です。
地震加入率の話に少し戻るのですが、2016年度で一番加入率が高かったのは宮城県の51.8%です。
東日本大震災の影響で、東北地方に住んでいる方は半数が地震保険に加入していることが分かりました。
では、一番加入率が低い場所はどこか分かりますか…?
2016年度で一番加入率が低いのは沖縄県の14.1%でした。
沖縄県はあまり地震がくるイメージを持たれない方も多いはず。
その代わり、沖縄県では大きな台風が年に数回起こるため、火災保険をはじめとした保険の加入率が高くなっています。
地震保険の加入率をしると「実際のところ入るべきなの?」と感じる方も多いのではないでしょうか?
地震保険の目的
地震保険加入の目的は、あくまで被災者に当面の生活を再建させることです。
だからこそ、保険金額には限度額の設定があります。
地震保険の特徴
いつ起こるか分からない災害だからこそ、予め対策を打たないといけないことは確かなのですが、実際加入するとなると悩んでしまうのも現実です…。
以下、地震保険の特徴を記載します。
<地震保険の特徴>
・火災保険や家財保険でカバーできない補償が受けられる
・どの保険会社で契約をしても、契約内容が一緒
・地震による津波や、噴火などの災害も補償となる
・火災保険とセット加入の必要がある
・補償の判定が厳しい部分がある
・保険料に地域差がある
地震保険は火災保険に付帯することで加入ができる
先ほども少し触れましたが、地震保険は火災保険に付帯することで加入ができるんです…!
(地震保険は単体での加入ができず、火災保険に付帯する形でしか加入ができない)
火災保険は国民の多くの人が入っている保険で、ベースのプランに追加していくつかの保険をつけることができます。
そこに「地震保険」のプランがあり、付帯させることができます。
特に、2011年の東日本大震災の後は付帯率もUPしており、国民のみなさんが「地震保険を付けることを考えている」傾向があることが分かります。
まとめ
この記事では、地震保険の加入率や、地震保険には加入すべきかどうかについて紹介をしてきました。
記事全体を読んでみると、地震保険の加入率はまだまだ低いことが分かったのではないでしょうか?
ただ、東日本大震災以降、国民のみなさんの「地震に対する意識」が変わってきているのも確かなことです。だからこそ、地震保険のことについて今一度詳しく知っておく必要があります。
加入は義務ではないですが、お家はもちろん、大切なものを守るためには必要な保険です。
将来的に大きな地震が起きてしまう可能性も高く、これから自分の家を守る方法を考えないといけない…と悩んでいる方も多いと思います。
この記事を少しでも参考にして、この機会に調べてみてはいかがでしょうか?この記事がみなさんにお役に少しでも立てましたら幸いです。